2006/05/13

夜会

昨日は「夜会」大阪公演に行ってまいりました。
いや~良かった!本当に良かった!
久々の「生みゆき」を、たっぷり堪能しました(^o^)/

「夜会」は、その名の通り夜の会。スタートは夜8時と、普通のコンサートよりかなり遅くに始まります。
「仕事帰りのOLさんやサラリーマンが、ゆっくり最初から観られるような時間にやりたい」
「あまり大きすぎず狭すぎず、生の声が届くくらいのキャパの場がほしい」
東京bunkamuraシアターコクーン。この小劇場は、みゆきさんのそういう思いを実現するのにぴったりの空間でした。
しかし地方で、こういった「ハコ」を見つけるのは大変です。
何しろみゆきのコンサートとなると、毎回数千人規模の大ホールが満員になってしまう。
しかも田舎にはたいてい「公共の施設」しかない。夜8時スタートということは、終了は10時以降ということになる。しかし日本は消防法とかお役所の決まりとかがあって、公共の施設ではどうしても終了時刻は夜9時くらいがタイムリミットとなってしまう。
夜遅くに終了できる、千人程度の小劇場。大阪「シアターBRAVA!」は、そういう条件を見事に満たした「ハコ」だったわけです。

今回の「夜会」は、2004年1月に上演された「24時発0時着」の再演。すでにDVDも出ていることですし、内容的には知っている人も結構いるのではないかと思います。
でもやはり「生」で観るのは違う。あの独特の「劇場」の雰囲気。開演までの時間にカクテルなんかを飲みながらおしゃべりしたり、パンフやCDやオリジナルグッズのコーナーを覗いたり。
そして客席。「大阪の夜会は2階席がおいしい」と聞いていましたが、たしかにあの演出だと、見せ場はほとんどセットの「階段」の上。あの階段、2階席の目線と高さがほぼ一緒なのよね。ステージ全体が見渡せるし、これは確かにおいしいです。

「夜会」は「言葉の実験劇場」。どういうものかと聞かれると説明が難しいなあ。
とにかくストーリーがあって、セットがあって、舞台狭しと出演者が走りまわり、それが歌と一体となって、一種独特の雰囲気をかもし出す。どこにもつながっていないような、すべてがつながっているような、奇妙な階段を行ったり来たり。ストーリーを紡ぐセリフが途中から歌になり、歌がそのままセリフとなって、作りだされる不思議な時間と空間。
みゆきさん曰く「普通のコンサートとも違うし、演劇とも、ミュージカルとも違うし。つまり、『へんなコンサート』です」。うん、まさにそんな感じ。
本当に、あれは観ないとわからないな。考えるより、感じるもの。ただ観て、聴いて、味わうもの。そんな感じがしました。
明日でいよいよ千秋楽。まだ当日券もあります。みゆきが好きで、お近くで、お時間のおありの方は、ぜひとも実体験してください。

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2005/02/05

ココロの栄養

今日は大阪フィルハーモニーのコンサートに行って来た。
実のところ、自分で買ったわけではない。会社でチケットの余りをいただいたのである。
タダで上質のクラシックを生で聴けるなんて、こんなチャンスはめったにない。
知人も誘ったけど、急なことだったので誰も都合がつかない。
仕方なく一人で行ってきたけど、すっごくよかった。

今日の指揮者は、大阪音大出身で、ロシアで大活躍の西本智美さん。
クラシックに疎い私は、全く知らなかった。若いけどすごい人なのねえ……と、プロフィールを見て感服。
指揮者には珍しく、曲の合間にインタビューに答えて、「お酒大好き」なところも披露したりして、気さくな性格もかいま見えた。
ロシアでは「ほとんど劇場(の敷地内)に住んでる」そうで、「自分の部屋で衣装に着替えて、そのまま指揮台に向かうから、頭の切り替えが大変」だとか。
なるほどねえ。確かに、職住が近すぎるというのは、便利だけど大変だよね。
指揮の時は女性ながらもきりりとしてりりしくて、それでいて繊細で。
とにかく素敵な人でした。これからファンになりそうです。

演奏曲は「ロミオとジュリエット」特集。
確かこれ、今年のしーちゃんこと荒川静香選手のフリーの曲ですね。
チャイコフスキーとプロコフィエフと、聴き比べ出来たのが嬉しかった。
どっちかというとコンパクトにまとまったチャイコの方が好きだけど、プロコさんの曲のバレエを見たら、また印象が変わるかも。
とにかく満足、満足のコンサートでした。

つねづね我が川柳の師・時実新子先生は、「本物に触れなさい」とおっしゃる。
本当にいいものに触れること。本当に価値のあるものに出合うこと。
絵でも、音楽でも、舞台でも、映画でも、何でもいいから、「本物」に触れる。
それはココロの栄養になって、胸の奥底にたまっていく。
そうして、時が来ると自然と熟成して、ぽとり、と、作品になる。
それはきっと、普段の私とは違うものになるだろう。

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